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共働きをされる親の間でよく話題になる「小1の壁問題」という言葉はご存知でしょうか。これは子供が幼稚園や保育園に通ううちは公的機関のサポートなども充実しているので大変ながらもどうにか子育てが可能であったのに、子供が小学校に入学することで受けられるサポート内容にも変化が生じ、これまでのように両親が共働きという状況を維持できなくなる可能性が高まるという問題です。一般的に考えれば子供の面倒に手のかかる幼稚園や保育園の間の方が子育ての負担は大きそうなものです。そうであるのに子供がある程度成長した後の小学生になってからの方が、負担が大きくなる原因とはなんでしょうか。
まず一番大きな問題は公的機関などからの各種サポートを受けられる余地が子供の小学校入学を機に少なくなってしまうことです。例えば、就学前であれば親が仕事の都合で遅くなる場合、お金の心配を別にすれば保育園の延長保育を依頼するという選択肢がありました。しかし、子供が小学校に入ってしまうと保育園などを頼ることができません。その代わりに、親の帰りが遅い子供を放課後に預かる学童保育の制度があるのですが、学童保育の預かり時間は保育園よりも短くなってしまうのです。そのため、親は子供が小学校に入学してからの方がより早い時間に迎えに行かなければならなくなります。確かに子供の成長によって以前ほど手のかかる部分は減ったかもしれませんが、まだまだ子供であることに変わりはなく、防犯のことなども考えると放課後に長い時間放っておくことはできません。
また子供が小学校に入学すると、以前よりも学校行事などで親の負担が大きくなってしまいます。PTAや子供会のような制度もあり、そうした制度に関する仕事を自分の家は共働きだからと断るのも一度や二度なら良いのですが、毎回断るというわけにもいきません。また幼稚園や保育園の間と異なり、子供は小学校では勉強をしなければならず成績もつけられます。稀に地頭が優秀で放っておいても勝手に良い成績を取ってくる子供もいますが、大半の子供はそうはいきません。人並みに授業についていけるようにさせるのにも、親のフォローや手伝いが必要です。
また最後の問題は本来喜ばしいはずの子供の成長によるもので、成長することで減る手間もありますが増える手間もあるのです。例えば子供の友人同士の問題やいじめ問題などは、幼稚園や保育園の頃よりもある程度子供が成長した小学校以降の方が格段に多くなります。親としても当然のことですが、そうした子供の変化によって生じる問題にも向き合っていかなければなりません。
2016/09/12